イノベーションタイムって
何してるの?
毎週1時間、
仕事の時間を好きなことに。
当社で働く多くの社員が活用しているイノベーションタイム。
新しいビジネスのアイデアや最先端の技術、組織の活性化など、
仕事の時間を使って社員が自主的に興味のあることに取り組むことができる制度です。
そんなイノベーションタイムを実際にどのように活用しているのか、
キャリア採用で入社して違う部署で働く、Y.Iさん、N.Tさん、T.Kさんの三人に
オンラインで話をしてもらいました。
座談会メンバーの紹介
-
N.T
車載組み込み
開発エンジニア2019年キャリア入社。前職ではシステム運用がメインの仕事だったため、開発を経験したいという思いから転職。入社の決め手は、アプリ開発や組み込みなど様々なことが経験できること。
-
T.K
IoTサービス
開発エンジニア2018年キャリア入社。前職は医療機器メーカーの組み込みエンジニア。技術力を高めてシステム全体の開発をしてみたいという思いから転職。IoTに特化してネットワークの領域にも携われることに魅力を感じ、入社を決めた。
-
Y.I
車載組み込み
開発エンジニア2019年キャリア入社。前職では組み込みエンジニアとして、セットトップボックスの開発を担当。技術的にもっと成長したいという思いから転職し、入社後は車載開発未経験ながら車載組み込み開発エンジニアとして未来のクルマづくりに携わる。
talk theme 01
イノベーションタイムを活用するようになった
きっかけはなんですか?
-
私は入社前に人事の方からイノベーションタイムについては話をうかがっていて。普段の業務とは別に興味があることへの学びの機会があって、仕事の一部として時間を使えるのは、とてもいい取り組みだなって思っていました。
-
私もホームページで紹介されていたので存在は知っていました。人事の方からも、業務内で毎週1時間を使って好きなことをやっていいよ、と言ってもらった記憶があります。業務だけでは習得できないことが習得できるので、やってみたいなと。
-
僕はきちんと存在を知ったのは入社してからですね。内容を知ってからはぜひやってみたいと思った反面、正直、実際の参加状況とか活用状況ってどうなのかな、と思っていました。けど、周りを見ると積極的に活用している人が多かったんですよね。
-
そうなんですよね。私の部署は、イノベーションタイムを使った取り組みに全員ひとつは参加しようという方針もあって、みんな何かしらの取り組みに参加していますね。
-
私の場合は、入社直後は周りがどのくらい活用しているのかわからなくて、正直ハードルが高い印象だったんですよね。けど、最近は新人が集まっていくつか新しいものをはじめてますし、私も音声認識技術の研修を受けたことをきっかけに、VUI(※1)について勉強しはじめたんです。キャリア入社だから顔見知りの社員の方もあまりいなかったんですけど。上司に相談したら後押ししてくれて、他の部署からも興味がある人を募ってくれました。
-
部署によって活用の仕方は違いますよね。私の部署はすでにいくつも取り組みがあって、そこの中から興味があるものを選ぶような感じでした。AWS(※2)をはじめとした新しい技術を勉強するという取り組みがあったので、ひとつはそこに参加することにしました。もうひとつ英語力を向上させようという取り組みにも参加しています。
-
イノベーションタイムといっても、色々ありますからね。僕が参加した取り組みも少し変わっていて、もともとの始まりはNTTデータグループの交流会だったんです。参加していた3社で行うことができる取り組みを色々と検討していた中で、企画を立てるためのフレームワークの勉強をすることになって、そこに僕が参加するようになったんです。
※1:Voice User Interfaceの略。ユーザーが声でコンピューターや端末を操作できるようにする技術。
※2:Amazon Web Servicesの略。Amazonが提供している100以上のクラウドコンピューティングサービスの総称。
talk theme 02
活動の具体的な内容はどういったものでしょうか?
-
業務に関わらない新しい技術を学んでいくという活動なので、私はAndroidのアプリを開発しています。基本的には個人で進めていますが、わからないことがあれば同じ活動をする仲間に相談しながら進めています。
-
Androidのアプリだとゲームみたいなものですか?
-
実際に活用できるものがいいなと思って。通勤時に電車の遅延などで遅刻しそうなときに、ユーザーの位置情報を取得して、会社に自動でメールを送信するというものをつくっています。未経験の技術に触れるのは気分転換にもなって楽しいですね。
-
私の場合は、活動に参加している4人でひとつのものをつくっています。会話設計を学ぶことができればテーマは何でもよかったので、私が好きな国内のプロバスケットチームを紹介するスキル(※3)を作成することにしました。
-
選手の情報を教えてくれるようなものですか?
-
試合中や試合後に気になった選手の背番号やコートネームで話しかけると、色々な情報を教えてくれるというものですね。あまり知られていない豆知識とか、そういうところも教えてくれるみたいなものを想定しています。好きなことなのでテンション上がります。(笑)
-
僕の場合は何かをつくるというものではなく、グループ3社の社員が集まってやるワークショップのようなイメージですかね。メンバーの一人がとても知識が豊富で、企画塾みたいな感じでした。フレームワークといっても本当にたくさんのものがあるし、ケースバイケースで使うものも違う。色々な知識や考えを持つ人たちと、グループワークで新しい企画を議論したりしたのは面白かったですね。他社も含めて色々な人とのつながりもできました。
-
イノベーションタイムを活用すると、普段の仕事ではあまり関わらない人と交流を深められていいですよね。私の取り組みにも、違う課のメンバーが2人参加してくれています。
-
僕はもともと、こういった集まりに参加するタイプではなかったのですが、積極性を磨ければという思いもあって参加したんです。とても勉強になったし、刺激になりました。
-
私は英語学習の活動では、童話や落語、日常会話などを英語で流しているラジオ放送を聞いて、リスニングの力を鍛えているんですけど。まだまだ苦手で。みんなで、英語の落語で笑えるようになったらいいねって言ってます。まずは道を聞かれたときに答えられるようになるのが目標です。(笑)
※3:VUIにおけるアプリケーションの意味。
talk theme 03
イノベーションタイムを活用してみて
感じたことや、これからやりたいことはありますか?
-
アプリを開発すること自体がはじめてだし、つくったものが目に見えるので楽しいですね。チームにいる経験豊富な人からアイデアをもらったり、意見を交換したりするのも新鮮です。前職では新しい技術を習得する機会があまりなかったので。
-
他社の人も含めた取り組みだったこともあって、長時間の活動はできなかったので、通常業務に負荷をかけることなく、新しいことを学べたと思います。すぐに効果が出たり、応用できるかというとまだこれからですが、知らないことを知ることができた、第一歩になったと思います。
-
私も業務への負荷は感じずにやれています。チームで開発しているので、週に1回、1時間で進められるように、1人あたりの分担を工夫しながらという感じですね。
-
技術的なところは僕もやっていきたいと思って、上司にも相談してメンバーを集め、AWS関連の技術を学ぶ取り組みをはじめることにしました。最近立ち上げたばかりなので、具体的な活動はこれからなんですけど。
-
AWSは私も引き続き勉強していきたいと思っています。アプリケーションの開発は、AndroidだけではなくiOSでもやってみたいですね。ユーザーとして自分が使えるものをつくってみたいなと。
-
私はVUIで同僚の名前を話しかけたら、その人のことを紹介してくれるようなものをいずれつくれたらなと思っています。担当している案件や、趣味の情報とか。新人にはわからないことを知れる機会になるといいと思っているのですが、まだ社員の情報収集に苦戦中です。(笑)
- ※掲載内容は取材当時のものになります。