経歴
大学卒業後、大手自動車部品メーカーのグループ会社でナビゲーションエンジンのソフト開発に携わり、約3年間ロケーション機能のリーダーに従事する。2019年にNTTデータMSEに入社し、デンソー事業本部へ配属。完成車メーカー向けコックピット製品におけるカーナビソフト開発に携わっている。
経験・スキル
- 組み込みソフトウェア開発の経験
- 位置測位(ロケーション)の
専門知識。 - マネジメント経験
入社の背景
業務領域が限られていた前職とは異なり、カーナビゲーションだけでなくコックピット全体のシステムや自動運転分野の製品をつくっている点に魅力を感じたため。また、デンソーと一体となってプロジェクトを進め、システム全体の開発をするという観点でモノづくりのノウハウを学ぶことができることも入社を決めた大きな理由の一つ。いずれは自ら企画したサービス/仕様を世の中に出したいと考えている。
事業が多岐にわたるMSEへ
将来性やより高い専門性を
求め転職。
転職のきっかけは、子どもが生まれたことでした。大学では情報工学を学び、
卒業後は大手自動車部品メーカーのグループ会社でカーナビのソフトウェア開発に従事。
具体的には、ジャイロやセンサー、ハードから情報を吸い上げ、地図データとマッチングさせるという仕事を担当していました。
もともとモノづくりが好きで、自分が書いたコードが製品に落とし込まれていくことにやりがいを感じ、
プロジェクトのリーダーや若手の育成にも関わっていたのですが、子どもが生まれ将来を見据えたときに不安を覚えたのです。
業務領域がカーナビの単独開発に留まっていたため、それ以上スキルの広がりがないことにも物足りなさを感じ、
スペシャリストとしてより専門性を高められる環境を求めはじめました。
前職の経験を活かし、即戦力として
カーナビの機能設計に
携わる。
NTTデータMSEに興味を抱いた理由は、カーナビだけでなくコックピット全体のシステムや自動運転分野の製品もつくっていたこと。また、最大手通信キャリアなど車載製品以外の事業も行っていることに将来の可能性を感じました。調べるほど「ここに行きたい!」と思い、MSE 1社しか受けなかったほどです。縁あって入社が決まり、デンソー事業本部の配属に。転職が決まったときはもちろん、妻も喜んでくれました。現在は前職の経験を活かしてカーナビの機能設計部隊のプロジェクトリーダーを務めています。
さまざまなステークホルダーと関わり、
システム全体のモノづくりができる
醍醐味を実感。
現在の私の役割は、求められている仕様をどのように実現していくかを検討し、ベンダーに要求を出し、その結果をもって完成車メーカーと打ち合わせを行い、GOが出れば実際にカタチにするところまでを担当しています。具体的には、カーナビのシステムだけでなく、クラウドデータを活用し新しくできた道やSNSの情報をナビ上に表示させるなど、Out-Carと連携した機能の拡張などにも携わっています。さまざまなステークホルダーと関わることができ、システム全体のモノづくりができる。それがMSEで働く魅力だと思います。前職時代、完成車メーカーへ足を運ぶのは何か不具合があったときぐらいでしたから(笑)
大規模プロジェクトのマネジメントを学び、
次のステージへ。
一方で、前職でベンダーの経験があるからこそ“発注される側の視点”を持つことができ、発注する側にまわった今、その視点が活きていることも実感しています。例えば、オーダーがあった仕様をそのまま発注するのではなく、ベンダーの視点になってかみ砕いてから発注できることもひとつ。また、ソフトの良し悪しを判断できるため、ベンダー側の開発環境やアルゴリズムを理解したうえで、より精度が高くデータ容量を抑えられる学習ロジックを提案するなど、ソフトウェア設計・開発を経験し、その分野のノウハウを持っているからこそ即戦力として果たせる役割があります。また、NTTデータMSEにはデンソーからの出向者が多く、前職と比べ仕事で関わる人が格段に広がり、毎日まだ世に出ていないような最先端の情報やスキルを浴びているため、ここから自動車業界のスタンダードが生まれていくんだなと実感しています。現在は、メンバーが何十人やそれ以上になる大規模プロジェクトのマネジメントを学んでいるところ。まずはリーダーとして現在のプロジェクトを成功させ、より大きなプロジェクトにも挑戦していきたいです。そして、いずれはカーナビだけでなく自動運転や、世の中を驚かせるような新サービスの企画開発にも携わり世に送り出したいと考えています。
求職者へのメッセージ
お客様からの依頼をただ開発するのではなく、自分たちなりの視点や発想を交え、“お客様と一緒に開発に取り組む”というスタイルが根付いているところがNTTデータMSEの強みだと感じます。過去の経験や他部署と連携しながら、お客様の求めているものを“もっとよいもの”に作り上げていける環境は、エンジニアであれば誰でも面白く、やりがいを感じることができるのではないでしょうか。
- ※掲載内容は取材当時のものになります。