顧客の声から作るマーケティング戦略|デジタルマーケティング業務の手の内化

お客様企業の背景と課題

背景

お客様企業は、長らく放送事業者として地域に根ざした事業を展開し、これまで放送事業とインターネット事業を中心に事業を拡大してきました。しかし近年、NetflixをはじめとするOTTサービスの普及や、大手移動体通信事業者のインターネット事業への参画などにより放送事業・インターネット事業共に、事業規模の維持・拡大が難しい状況となっていました。さらに、インターネット事業においては、条例改正に伴うプッシュ型営業への制約も見込まれ、事業の拡大に向けて超えなければならないハードルが複数ある状態でした。

課題

こうした環境変化の中でも事業を維持拡大するために、お客様企業はデータドリブンなマーケティングによるPDCAの実行により、インターネット事業の改善に取り組もうとしていました。
その実現に向けて、以下3つの課題が存在していました。

  1. デジタルマーケティングに特化した人材の強化
  2. データに基づくマーケティング戦略の体系化
  3. 戦略を実践する体制の構築(別のプロジェクトで支援中)
放送事業・メディア_デジタルマーケティング_課題

ご支援の内容

これらの課題に対して、本プロジェクトでは以下の2つの支援を実施しました。

デジタルマーケティングトレーニングの実施

営業メンバーを中心とした8名の方々に対して、講義とワークショップ形式でデジタルマーケティングの基礎的なメソッドに関するトレーニングを実施いたしました。

マーケティング戦略の策定

パネル調査などを活用したアンケート分析により、自社顧客だけでなく競合利用者のデータも収集・分析することで、3C分析(顧客、競合、自社の分析)を実施しました。この分析を通じて、ターゲットユーザーのニーズや市場競争環境の明確化し、ペルソナの作成を実施しました。そのペルソナを基に、独自の強み(USP)やプロモーション施策の方向性を策定いたしました。

放送事業・メディア_デジタルマーケティング_支援内容

ご支援の方法はカスタマイズ可能です

プロジェクト成果

デジタルマーケティングトレーニング

メンバーがKGI/KPIを意識した活動を行えるようになり、広告代理店の提案に対しても自社の視点で評価・指摘できる力が身につきました。社内でのデジタルマーケティングに関する共通言語と知識の底上げに貢献できたと考えています。

マーケティング戦略の策定

ターゲットユーザーのニーズや市場競争環境が明確になり、具体的なペルソナとUSPを定めることができました。このプロセスを通じてユーザー像がクリアになったことで、お客様企業において既存のプロモーション戦術の見直しが進みました。具体的には、注力すべき商品・サービスの優先順位の見直しや、効果の見込めない施策の削減による事業費の最適化などが実現しました。「誰に対してどんなメッセージを発信すべきか」が明確になったことで、次のステップである戦術実行への道筋を開くことができました。

放送事業・メディア_デジタルマーケティング_成果

今後の展開(次のプロジェクト)

本プロジェクトで策定した戦略を基に、次のプロジェクトでは戦略の実践フェーズに入っています。策定したペルソナを対象としたマーケティングメッセージの展開、USPを強調した広告戦略の導入、ペルソナ向け専用ページの作成などを実施しており、引き続きお客様企業に伴走しながら戦術のPDCAサイクルを回しています。

プロジェクトを終えての所感

本プロジェクトを通じて、データドリブンなアプローチの重要性を改めて実感しました。インターネット回線のような比較的差別化が難しいとされる事業においても、データ(事実)を正しく収集・分析することで、競合との明確な差別化要素(USP)を見出すことができることを実証できたと考えています。変化を恐れずに新しい戦略に取り組まれたお客様企業と共に、今後もこのプロジェクトで築いた関係を基に、さらなる成果を目指して支援を続けていきます。

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