新規事業開発の日常化|人材開発から新規事業開発の実践まで一気通貫の伴走支援
お客様課題
電力関連事業を基幹事業とするお客様企業は、カーボンニュートラルへの対応により、既存事業の縮小のリスクが顕在化していました。従来から新規事業開発にチャレンジされていましたが、
①新規事業開発に必要な基本的なスキル(デザイン、マーケティング、エンジニアリング)の習得
②段階的に検証しながら失敗の確率を下げる新規事業開発専用の社内プロセスの再構築
③新規事業開発を進められる実践力の向上
といった課題を抱えていました。
電力関連事業以外の領域における新規事業開発の活動を、全社員が当たり前のこととして推進できるようになる必要がありました。

ご支援の内容
当初は、新規事業開発に必要となるサービスデザイン・マーケティング・デジタル技術の活用について、実践的なテーマを設け、ワークショップ形式で基本スキルの習得に取り組みました。また、新規事業開発失敗のリスクを低減するため、無駄なく・段階的に仮説検証を繰り返し、必要なタイミングで社内の合意形成を取る新規事業開発専用の社内プロセスを構築しました。このプロセスは、単に一般的な方法論を導入するだけでなく、お客様企業の業界・業務特性や新規事業開発を推進する実態も考慮し、実行可能なプロセスとして運用できるよう、細部までこだわってアレンジを行いしました。
これらの基盤を構築した上でお客様内の実行メンバが実践力を養うために、お客様が取り組む新規事業のテーマに基づき、新規事業開発の実行をサポートする伴走支援を実施、新規事業のスモールスタートまで実現しました。

プロジェクト成果
新規事業開発の基本スキルの習得について、本プロジェクトの参加メンバーが新規事業のアイデアを公募する他の社員に対して、社内講師としてスキルの展開ができるレベルまで習熟することができました。
新規事業開発専用の社内プロセスについて、新規事業開発のリスクを低減するために必要な確認の観点が明確になり、評価方法や評価基準も定義したことにより、社内評価者の主観に委ねられない仕組みを構築できました。
また、構築したプロセスに則り、全社員が新規事業のアイデアを公募する全社の仕組みの基盤を構築できました。
これらの活動を通じて、お客様企業の特性や強みを活かした新規事業のアイデアが発想され、仮説検証を繰り返しながら、小さく事業を立ち上げるところまで社員自身で推進できる状態となりました。”

プロジェクトを終えての所感
どうやって進めればよいか分からなかったメンバーの方々が率先して新規事業開発を推進していく姿が見受けられ、基本的な知識ややり方が基礎として根付いていることで新規事業開発の推進力が増すことの重要性を再認識しました。
また、お客様によって事業環境、社内風土、承認プロセスなどが異なるため、お客様の実態に合わせ、運用しやすい形で新規事業開発制度をカスタマイズすることで初めて、実効性のあるプロセスとなることを実感いたしました。